☆剣道を習わせようか(習おうか)悩んでいる方に少しでも剣道について知って頂きたいとの思いで書いています。
前回の3つの効果をより具体的に10個に分けて解説しています。
1礼儀礼節を学べ身につけられる
・・・古来からの礼の作法は、剣道にも根強く残っており、 稽古のはじめと終わり ・試合のはじめと終わり など、相手への敬意も込めて必ず礼をします。
2 日本文化を学べる
・・・剣道には細やかな部分に日本文化の原要素となった教えが色濃く残っています。 このひとつひとつを学び修練するのが、剣道です。 日本人として、大切にしたい日本文化を剣道では学べます。
3体幹が鍛えられる
・・・竹刀を振る(腕力)・ 重い防具を付けて素早く動く(脚力)竹刀を構えたり立ち居振舞いを通して、強い体幹が鍛えられます。 剣道に問わずスポーツ全般同じですが、体幹の強さが最も重要な要素です。 体幹とは、胴体の中の筋肉(インナーマッスル)の事です。
剣道では、腹から大きな声を出して、振った竹刀の遠心力を体で制御するので、自然と体幹が鍛えられます。そして、試合で勝つには瞬間の技を出すことが求められるので、瞬発力も身につきます。
4体格差を覆す方法がある
・・・剣道は柔道と違い、体格差の階級はありません。
小学生の試合は、団体戦・個人戦ともに男女合同の試合が多く、ほかのスポーツからすると少し異色に感じられるかもしれません。
中高~一般にかけて試合では男女別になりますが、段審査は男女合同です。
特に女の子は(今の時代は男の子もかもしれませんが)護身に役立つのではないかと思います。
5脳によく頭が良くなる
・・・竹刀を持つ手(手の内)は、要所要所で力の強弱を使い分けます。
最近よく聞くモンテッソーリでも、小さな子どもは指先を使い、自分自身の身体能力を発達させる為に指先を使い脳を鍛える為にいたずらと思うような行動をします。いたずらではなく本当に大切な遊びなのです。
同じように、剣道も手の内で竹刀を使うので子どもの脳が鍛えられます。左脳で相手を論理的に分析しながらも思い通りにはならず。 右脳で感性(ひらめき)だけでも相手を追い込めず。 ぶんせき=ひらめき の両方が、バランスよくあってこそ、勝利の道は開けます。 剣道には右脳と左脳、それぞれを鍛える要素があります。
6感性が磨かれる
・・・右脳と左脳どちらも大事ですが、どちらかというと子どものうちは右脳が大事です。
右脳とは、感性をつかさどる部分です。
何か自分自身にトラブルが起きた時に時に、いかに分析力があっても解決はできません。 分析力をもとにした『ひらめき』こそが、大事なのです。
そして右脳を鍛える=感性を磨くのは、子どものうちだけだと思っています。 子供の剣道は、ひらめきとひらめきの勝負です。 剣道の勝負を通して、感性とひらめきが磨かれます。
7状況判断能力が鍛えられる
・・・剣道は、瞬間の勝負です。 剣道においては子供でも、1秒が長い時間です。 面などの部位を打つ時間は、0秒台前半。気を抜く暇はありません。 瞬間の勝負の真っ最中に、ゆっくりとは考える時間はありません。 こうした環境に身を置くので、自然と頭の回転の速さが鍛えられます。
数あるスポーツの中でも、0.1秒台の速さは最速の部類に入ります。 待ってはくれない中で、頭をフル回転しながら全力で体を動かすのは、子供にとってはかなりのトレーニングになります
8集中力が鍛えられる
・・・先ほど、状況判断能力が鍛えられる内容を書きましたが、気を抜けばすぐに負けてしまう状況に身を置くことで、気が抜けなくなります。 すなわち、集中力が身につきます。 集中力を磨くには、集中を切らしたら命取りになる環境に身を置くのが一番効率が良いです。
剣道は個人技で、常に相手と対峙し過酷な状況だからこそ、集中力が鍛えられます。
9心が鍛えられる
・・・今までのすべてをまとめて、体だけではなく心が鍛えられ、中身が磨かれます。
10 自己解決能力がみにつく
・・・ 中身が磨かれると、子供は少しずつ自立にむかいます。
自立=自己解決能力です。
自分で自分の問題を、積極的に解決できるようになります。
最終的に、剣道を通して子供が心と体と鍛え、日本文化を体得するのが剣道を習う最大のメリットです。
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